「いのち」をつなぐまちづくり

去る3月29日,二宮町学習センターラディアンホールにて、二宮町気候非常事態宣言(2024年5月発出)のアクションとして、千年にのみや地球会議の公開シンポジュウムが行われた。(主催は環境づくりフォーラム、NPO法人「農ある暮らしを広める会」、協力・ゆうちょエココミニュケーション、後援・二宮町、二宮町教育委員会)

舞台上では、昨年の環境づくりフォーラム以後行われたワークショップの紹介、長年、農の問題に拘わって活動を継続している数団体の発表を紙芝居など使いながら子どもや中学生も参加した活動が紹介された。特に中学生は職場体験授業の中で経験し感じたことや感想文の発表もあり、短い時間の中で明るい未来を感じる機会となった。

シンポジュウムは基調講演「生物多様性と千年のまちづくり」と題し、宮下直教授(東京大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻教授)の講演が行われた。地球上に人間より古くから存在している生物の存在を意識、一方で人間同士の争いや自然環境の破壊などを考えると今を生きる私たちの責任を深く受け止める機会となった。

2023年5月に二宮町気候非常事態宣言が発出され、昨年、無作為で選ばれた町30名と町職員・が中心となり気候市民会議が数回開かれていた。今回、その気候市民会議の報告も会議参加者中心に発表があり、それぞれ参加しての思いを聞くことが出来た。

町ではこれから、引き続き子どもからの意見を求めるこども会議を予定している。