二宮町地域の協議体について

8年前に始まった地域の協議体は、町福祉課、町社協とともに、町民が町内小学校区別に3グループに分かれ、各地域で老若男女を問わず、安心して生活するための身近な問題解決に向けて年に数回、話し合いが行われている。参加者はその地域で様々な活動をしている人が集い、課題を出し、これまでに町の福祉施策に繋がったケースもある。ごみ問題の一つにごみ出しが不自由な人(介護保険認定者に絞られる)への対応として、町独自の方法で解決に繋がった。又、移動困難者の増加の問題は、ドライバー養成講座が始まり、福祉有償サービス、移動サービスを担う事業者の協力で、資格を持つ人の活動が広がっている。

先日行われた二宮小区「クロバーの笑・和・輪」では、数年前から富士見1丁目で活動している「ほほえみの会」の人たちと、下町、古民家空き家を拠点に活動している〈だあれ」NPO法人の皆さんが参加。それぞれの活動を紹介、世代の違い、課題の違いにお互に驚いた様子であった。

地域の高齢化が進み、高齢者世帯が多い地域の課題解決に向け、実践しているグループと若い子育て世代、仕事を通して様々な課題に向け活動している人たちとの交流から生まれるエネルギーが、地域からさらに町に広がって行くことを期待したい。

 

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