何故,今子どもの権利なのか?

去る5月3日ネット・二宮では、二宮在住で法政大学他教職科目の授業を中心に各種講演、研修の講師をされている遠藤裕子氏をお招きし、「何故今、子どもの権利なのか?」というテーマで学習会を行いました。以下講演の要旨です。

「子どもの権利条約が1989年に国連で採択され、日本は翌年署名、1994年に批准、各自治体に通知されている。又、2022年日本ではこども基本法が制定され、子ども施策を総合的に推進していくための包括的な基本法となった。しかし少子化、人口減少が進む中、家庭内DV、不登校、ひきこもり、などの問題が急激に増えて来ている。このことは社会の多くの課題とつながっており、子どもが将来に向かって幸せに生きていくためには全ての人が幸せであること、足元で出来ることを考え、行動することが大事である。」

講演後のフリートーキングでは、現在不登校の中学生を持つ親の悩み、先生と子供の言葉を通した立場の考え方、子どもの居場所の問題など、根深い課題が多く、これからもこのような機会を作っていく必要を感じる場となりました。

「子どもの権利条例」については、議会でも昨年提言が出されており、子ども真ん中にした条例づくりが進むことを注視していきます。